2013年03月17日

『THE UNLIMITED 兵部京介』第10話感想

 この作品もそうだが、冬アニメも、いよいよ佳境に入ってきた。

 気が付くと、4月は、もうすぐ、そこまできているのだ。


 でも、よくよく考えてみると、この作品も、対立軸というか、設定自体は、わかりやすいと思う。

 だけど、わかりやすいからこそ、それをどうやって見せるか、ということが大事だ。

 それに、そこに表現するための技術というか、テクニック、というものが必要になってくる。

 その点は、『THE UNLIMITED 兵部京介』は、うまいと思うのだ。


 これも、今さら言うことでもないかもしれないけど、そもそも超能力もの自体が、いままでにも、たくさん、もちいられてきたテーマなのだ。

 ただ、その切り口が違うと、『琴浦さん』や、『とある科学の超電磁砲』という形になってくる。

 その持っていき方、つまりオリジナルな方向性を出す方法の一つとして、やはり、いかにキャラクターを個性的に描くか、ということが大事になってくる。

 そして、キャラクターたちの関係性や対立軸をしっかり描くことで、よく使われてきた超能力ものでも、新鮮で、おもしろい作品となってくるのだ。


 でも、『THE UNLIMITED 兵部京介』を見ていて、もったいないなーと思うのは、その短さだ。

 これだけ、魅力的なキャラクターが多く、しかも大掛かりな設定だから、もっとたっぷりと話数をかけて描いていけば、さらにおもしろくなると思うのだ。

 逆に言うと、これだけの設定を、この話数に押し込むのは、やや無理があるように思う。

 もしかしたら、まだまだ話は続いていくのかもしれない。

 今回の作品は、やっぱり、本編からスピンオフした話、という立ち位置だから、やがては、本編そのものとの関係や、そちらの展開や最終決着、というものも見てみたいものだ。


 あと、これは、作品のテイストというか、目指すべきものが違うから、しょうがないかもしれないけど、やはり、ちょっとはギャグというか、遊び心が欲しい。

 さすがに、これだけハードな展開が続いていくと、観ている方もハラハラしっぱなしなのだ。

 本編の方と比べると、やはり、ちょっと温度差があるような気がする。


 それでも、いよいよ大詰めといったところ。

 心の準備をして、最後の盛り上がりに期待したい。


恋 思い出 | 復縁の参考サイト | 復縁の体験談



Posted by kanehiro23 at 08:18