2013年02月11日

『僕は友達が少ないNEXT』第4話感想

 私の場合、BS視聴組なので、ちょっと、視聴のスピードは遅め。


 今回、観ながら、うまく話が回転しているな、というか、キャラクターとエピソードのバランスが良くて、観ていて楽しかった。

 やっぱり、ある程度、キャラクターが出来上がっている、というのは、第2期のいいところだと思う。

 どうも第1期というか、始まって間もないと、キャラクターを紹介し、その人物がなじんでいくだけで、精一杯のような気がする。

 そして、ようやく作品にも視聴者にも慣れた頃には、もうラスト、ということになってしまう。

 確かに、そこら辺をうまく構成し、表現していくのが、脚本や演出の腕の見せ所かもしれない。

 でも、やっぱり、今のように、キャラクター像というのが、複雑怪奇になってくると、それもなかなか難しい。

 かといって、定型になってしまうと、面白みが半減してしまう。

 オリジナリティーが認められるまでには、やはり時間がかかるのだ。


 その点、『僕は友達が少ないNEXT』の場合、これまでのストーリーの中で、キャラクター像がある程度かたまっているので、エピソードを展開していっても、おもしろいように話が流れていく。

 ただ、ちょっと気になったのは、これだけキャラクターが多くなってくると、その分の比重というか、軸、といったものが見えにくくなっているような気もするのだ。

 確かに、各キャラクターに固定ファンがついているだろうから、それぞれの登場シーンというのは、必要だと思う。

 ただ、ある程度、エピソードによって、中心となるキャラクターを決めていった方が、さらにキャラクター像を深めることができるのではないだろうか。

 それに、ストーリーも、より、おもしろくなっていくような気もする。

 私は、キャラクターが決まれば、自然とそこから、エピソードが生まれてくるし、ストーリーも流れ出す、と思っている。

 後は、焦点の絞り方というか、スポットライトのあて方次第なのだ。

 そうすることで、作品が多面的になり、奥行きというか、立体感が出てくると思う。


 でも、全体として見ていると、非常に安定感のある作り方なので、安心して観ていられます。

 これからも、期待しています。


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Posted by kanehiro23 at 08:05