迫日記

　『WORKING'!!』を観ていて、うまいなぁと感じるのは、キャラクターの表現が、多種多様だということ。

　なんというのだろう、キャラクターの設定自体は、素朴というか、そんなに凝ったものではないと思う。

　確かに、極端であったり、ちょっと変わっていたりするが、ファンタジーやSFのジャンルに比べると、ずっと現実っぽい。

　しかし、演出面で、いろいろ工夫することで、キャラクターの厚みというか、奥深さを表現している。

　一人のキャラクターに対して、さまざまな角度から描いてみたり、他のさまざまなキャラクターと絡めてみたりして、変化を出している。


　アニメがキャラクター中心主義になった、とは言われるものの、案外、こういった手法は難しいと思う。

　やっぱり、多くの演出手法というか、キャラクターの表現手段を知り、それを使いこなさないといけないからだ。


　確かに、『WORKING'!!』は、おもしろいが、その理由の一つは、隠された演出や表現手法のうまさがあるからだと思う。

　こういった作品は、ずっとずっと、観ていたい。


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