2011年11月22日

『ベン・トー』第7話感想

 この作品も、あいかわらず快調。

 第7話にして、セルフ・パロディまでやるとは、すごいと思う。


 この作品は、一見すると、半額弁当をめぐる戦い、という突飛な設定がメインのような気がするが、実は違うのだ。

 私の受けた印象では、そこに重点はないような気がする。

 あくまでも面白さの中心はキャラクターであり、その関係性であり、そして、演出方法だと思う。

 半額弁当というのは、そのきっかけにすぎないように思う。

 だからこそ、別のテーマというかモチーフであっても、この面白さは表現できるのではないだろうか。

 ただ、半額弁当という、なんというのだろう、シンプルな戦いの構造だから、キャラクターの個性や関係性が、すっきりと浮かび上がってきているように思う。


 私は観ていて、もちろん、笑ったり楽しんだりしているが、画面のカットや、セリフの言い回しなど、うまいなぁ、と、つぶやきながら観ている。

 面白い作品の裏には、すごい技術や、計算された演出などがある。

 それが垣間見えた瞬間は、やっぱり楽しい。


 さて、『ベン・トー』は、どういう着地点を見つけていくのか。

 今から、楽しみです。


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Posted by kanehiro23 at 21:57