2011年11月13日

『WORKING'!!』第6話感想

 今、『WORKING'!!』の公式ホームページを見て気が付いたが、第6話、とは言わずに、6品目、というらしい。


 今回も、好調で、たいへん、おもしろかった。

 新しいキャラクターも登場したけど、それが既存のキャラクターを、さらに引き立てるという、好循環を生み出している。

 他の作品だと、新しいキャラクターの登場で、今までのキャラクターの存在が弱くなってしまうところだ。

 しかし、『WORKING'!!』の場合、絶妙のバランスで、新しいキャラクターの魅力を見せつつも、今までのキャラクターのつながりや、内面を、より深める方向に向かっている。

 でも、何気に声優さんが、どんどんと豪華になっていく。

 次は、どんなキャラクターで、声優さんはどなたなのか、楽しみだ。


 今回のメインは、かたなしくんと井波ちゃん。

 私が、ううむ、と唸ったのは、シーンやカットの間のとり方が絶妙で、素晴らしいこと。

 こういう作品を観ていると、アニメって、単純に動かせばいい、というものでもないと思った。


 でも、かたなしくんの小っちゃいもの好きって、年上の女性に対する反発からきてるんですね。

 これもおもしろいな、と思ったのは、井波ちゃんの男嫌いを直していることが、結局は、かたなしくんの年上の女性が苦手ということも同時に直すことになっているという、二重構造になっているということ。


 でも、今回のエピソード、観る人によって、賛否がわかれそう。

 おそらく男性陣は、かたなしくんの気持ちに賛同できるだろうけど、女性陣は、井波ちゃん、かわいそう、となると思う。


 そしてそして、さらに深い見方をすると、かたなしくんの年上の女性嫌いを三次元の女性が苦手、井波ちゃんの男性恐怖症を実際の男の子が苦手、という風に見ると、案外、視聴者の苦手意識と、微妙に重なっている点も、おもしろいと思う。


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Posted by kanehiro23 at 07:33