2010年11月21日

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』第6話感想

 うーん、うまい。

 私の場合、いいアニメを観ると、感動するというよりも、思わず、うなってしまう。

 今回は、いろいろと気付いたことや、書きたいこともあるので、どんどんと行く。


 まず、おもしろいと思ったのは、桐乃の反応について。

 留守の京介の部屋のドアを蹴ったり、食卓の空いている席を睨んだりする。

 そういうカットを所々に入れるのが、効いている。


 そして、兄の恭介が幼なじみと枕を並べて寝る日に、好きなアニメの抱き枕が届くという皮肉というか、演出も見事だ。

 最初は、抱き枕が届いていて喜んでいたが、話の最後では、不機嫌になっている。

 つまり、この話で、フィクッションのアニメから、リアルの兄の方へと心が動いている、というか価値観の変化がおこっているということ。

 まだ、詳しくは書かないが、おそらくここらあたりが、この話のテーマの一つだろうし、作り手の狙いだと思う。


 また、京介と田村麻奈実の触れ合いも、いい。

 確かに静かすぎるとか、平板すぎる、という意見もあるかもしれない。

 しかし、私は、ここまで普通の話がおもしろくできるのであれば、逆に、ことさら突飛な設定を持ちこむ必要もないような気がする。

 つまり、現実の、今ある世界の設定でも、ここまで話を膨らませて、おもしろくできるということだ。

 特に、階段の使い方とか、二人の会話などが、観ていて、おもしろい。

 中でも、私が、特に驚いたのは、二人が夜、枕を並べて、会話するシーン。

 瞳の中に月明かりが反射して、とってもキャラクターが魅力的に見える。

 観ていて、思わず、「ここまでやるのか」と、細かい演出に、脱帽してしまった。

 ただ、ここまでくると、期待値はどんどんと上がってくる。

 後半、どう展開し、どういう決着をつけるか、これから要注目だ。


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Posted by kanehiro23 at 09:01