2010年05月27日

『B型H系』第8話感想

 この話が、おもしろいというか、興味深いのは、ストーリーが進むにつれて、だんだんと純愛路線というか、メロドラマ風になってきたことだ。


 この作品の場合、最初の設定は、かなりいろいろ考えられていて、キャラクター設定も特徴的なものがあった。

 しかし、ストーリーというか、話が進めば進むほど、通常のラブコメになっていくというのは、おもしろいと思う。


 私は、ラブコメは好きだから、今のような展開も楽しく観ているのだが、でも、それならそれで、最初に突飛な設定をもってこなくてもよかったような気がする。

 そうすれば、男性ファンだけではなくて、女性ファンも、もう少し観てくれるのではないだろうか。

 主人公が女の子ということもあり、もっていき方では、少女マンガ風というか、女性にも支持されるアニメになったかもしれない。


 でも、逆に当初の設定をいかして、もっと男性ファンが支持する作品にする方が、正道かもしれない。

 つまり、最初のキャラクター設定は、十分魅力的だったけど、それをストーリーや演出で、どういかしていくか、ということだと思う。

 設定は突飛でも、ストーリー展開が王道、というのも一つの選択肢ではあるが、はたして、それがこの作品で必要だったのか、ファンが求めていたのか、となると、なかなか微妙だと思う。


 しかし、各キャラクターの内面での盛り上がりというか、想いの形成は進んでいるので、ラストにかけては、かなり盛り上がりそうな気もする。

 やはり、どこに着地点を見出すかが、大事だと思う。


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Posted by kanehiro23 at 07:58